レリック目録

 監修:技術研究ラボ長、オーパル


 ここにはこれまでに発見されているレリックが纏められています。


 オリジナルのレリックを作成された場合、作品に登場したレリックをここに掲載させていただく場合があります。


見方

名称:レリックの名前です。基本的には発見者かギルドが命名します。


等級:レリックの希少価値や有用性を表します。一般に等級が上がるほど貴重で強力なものになります。等級は下から、アンダー(Under)、C級、B級、A級、そして存在はしているもの発見されている物の中にはの未だ該当するものがないS級となっています。

 等級のあとに(人工)がついているものは主に素材レリックなどを加工して作られた人工レリック、(複製)がついているものはオリジナルの技術を解析して複製されているものであることを指します。


種別:レリックのおおまかな種類を示します。武器や防具、機械、財宝、アイテム、素材など、使用法や見た目、材質などから決められます。


所有者:ギルドに登録された、レリックの現在の持ち主を示します。数が多いものや、技術が複製されて一般化しているものには記載はありません。


 基本的に、名称・等級・種別の鑑定はよろず屋か技術研究ラボで行っています。発見したレリックがこの目録の何れに該当するか分からない場合は、速やかに該当窓口に届け出をお願いします。


目録一覧

ギルドカード

等級:B(人工)

種別:アイテム

解説:複数のレリックの技術を解析して、技術研究ラボ長のドクターオーパルが作成した人工レリック。

 身分証としての機能の他、所有者に生命の危険が迫ると蓄えた魔力を消費して迷宮の入り口にワープする能力を備えている。

 その他にも、魔力が十分に貯まっている状態なら、所有者が手に持って『スケープ』と唱える事で脱出術式を任意に発動させることが可能。

 ただし、一度魔力を消費すると大迷宮の外での再チャージにはある程度の時間と手数料がかかるので注意。(自分で魔力を充填することも可能。)

 ギルド加入者なら誰でも貰えるが、貴重かつ高度な技術が用いられているため、肌身離さず身に付けて絶対に無くさないこと!


◆ハンディパレット

等級:~レベル2:C、レベル3~7:B、レベル8~:A(人工)

種別:収納アイテム

解説:スイッチを押すと四角く枠が展開され、そこから拡張された空間にアイテムをしまって持ち運ぶことができる便利なレリック。内部にしまったものは重さを感じなくなり、再びスイッチを押して「パレットを開け」ばいつでも取り出すことができる。

 内容量が大きくなればなるほど費用がかかるため、一番初めに冒険者に初期装備として渡されるものはレベル0(小さなポーチ程度の容量)のものである。そこから先はよろず屋に売っているものを自分で購入してアップグレードする必要があり、目安としてレベル3でバックパック程度(Bランクレリック)、レベル8でちょっとした倉庫程度の大きさに内部が拡張される(Aランクレリック)。

 注意事項として、パレットの外殻部分は頑丈な素材で作られてはいるものの、外側が壊れてしまうと中にしまっていたものが溢れだしてしまうので注意が必要。


◆夢幻の聖杯

等級:S(推定)

種別:不明

所有者:未発見

解説:手にしたものに大いなる力を与え、どんな願いでも叶えることができる……と伝えられている秘宝。

 大迷宮の最深部にあるとされており、現在の冒険者たちが欲してやまない夢のアイテムである。…とはいえ、存在を示唆する文献などはあるものの、誰も現物を見たことがない故に、その存在を怪しむものも一部にはいる。

 まあ、夢とロマンを追い求める冒険者にとって、そこに実際あるか無いかはさほど問題ではないのかもしれないが…


◆爆雷鎚ケラウノス

等級:A

種別:武器

所有者:アンバー・A・ケビオス

解説:対象にヒットした瞬間、先端から雷のようなエネルギーが流れ込み、当たった場所を爆発させる大金槌。第二階層の奥地で発見された。

 ツルハシのような形状になっており、敵を攻撃することの他、硬い岩盤を破壊するなどの用途にも使える。

 本体は何度爆発しても壊れることのない未知の金属から作られており、非常に頑丈。ただしかなり重量があるため、使用者には相応の腕力が求められる。


◆魔導式携帯通信機

等級:B(複製)

種別:アイテム

解説:片手に収まる程度の大きさの機械。音声を認識して他の通信機に発信・通話ができる。

 当初は2つで1組のものが発見されただけであったが、研究ラボによって技術解析がされ、数量限定ではあるが複製もされている。

 バッテリー不要・小型・大迷宮にいても即座に連絡が可能と非常に重宝するため、ギルド運営関係者が所持している他、かなり高額だがよろず屋で受注生産も行っている。


◆炎熱石

等級:C

種別:素材

解説:第二階層で採取できる鉱石の一種。熱を発する性質があり、素手で触っていると火傷する程度には熱い。砕ける際に火花を発して蓄えていた熱を放出するため着火材として使える他、大きいものは暖房器具、小さいものはカイロなどの素材になる。


◆恒常カイロ

等級:C(人工)

種別:アイテム

解説:炎熱石を加工して作られたカイロ。道場南口は冬場の探索ていどの需要だったが、第三階層が発見されてから需要が急増した。よろず屋に炎熱石を持っていくと格安で交換してくれる。


◆樹氷水晶

等級:C

種別:素材

解説:第三階層に多数存在する冷気を放つ氷のような水晶。そのままではただの冷たい水晶だが、加工することで保冷材などとして使える。

 また、大きく形が美しいものは美術品としても価値がある。

◆携帯保冷筒

等級:C(人工)

種別:アイテム

解説:飲料や食品を中に入れて冷やすことで長期保存が可能になる筒。樹氷水晶を薄く加工したものを熱伝導性のよい金属と断熱性のある金属で挟んで筒状にした構造になっている。

 樹氷水晶を使う量によって冷やす力が変化するため、冷凍用と保冷用を間違えて買わないよう注意



◆氷晶庫

等級:C(人工)

種別:機械

解説:素材に樹氷水晶を使うことにより電力を使わずに物を冷やせるようになった冷蔵庫。材料となる樹氷水晶にそれなりの大きさが必要なため、現在は研究ラボで試作品が使用されるに留まっている。


◆リーチ・ダガー

等級:B

種別:武器

所有者:シトリン・クォーツ

解説:常に刃から止血を妨害する毒液が滴っている両刃のナイフ。リーチは蛭の意味。少しでも刃がかするとそこから止めどなく出血し、体に突き刺されれば致命傷は免れ得ない。えげつない武器。



◆友愛の盾

等級:B

種別:防具(盾)

所有者:ヴェラン・テパセイン

解説:全身をカバーできる大きさのラウンドシールド。内側のグリップを握り、魔力を流すことで盾が開き、防御フィールドを展開する。防御フィールドは外からの攻撃を跳ね返し、内側の味方から敵への攻撃はすり抜ける特性をもつ。防御フィールドは最大でドーム状に広げることができ、非常に広範囲を守ることができるが、展開中使用者は常に体力を消費するうえ、防御フィールドへの攻撃の負担は使用者に集中する。


◆ウィーク・ピック

等級:B

種別:武器

所有者:ウィオラ・クォーツ

解説:見た目は片手持ちのアイスピック。柄に先端が鋭く尖った金属の棒がついたシンプルなデザイン。能力としては、片手にピックを持っている時に、もう一方の手で触れているものの『弱点』が見えるようになる。物でいえば外見からはわからない、構造的に弱くなっている点が、人体で言えば相手の急所が、感覚的に察知できるようになる。

 氷の弱点をピックで突けば一発で綺麗に氷が割れ、人が急所を突かれれば、即死こそしないものの、激痛が走る。


◆影縫い針

等級:B

種別:武器

所有者:椿

解説:相手の影に刺すとその相手の動きを一定時間止めることが出来る針。計8本あり、1本刺すと1秒、2本で2秒、3本で4秒…と一つの影に複数刺せばその分長い時間動きを止められる。8本同時に刺せば128秒相手の動きを止める。

ただし、相手の影が何かに交わっていたり、暗くて影のできない場所であったりすると効果がない。現在ローグ制圧用としてラボが研究中。


◆ヘファイストスの炉

等級:A

種別:アイテム

所有者:榎

解説:あらゆる武器・防具・アイテムの修理や加工が可能になる神秘の炉心。対象の素材を自動で分析し、それに会わせた修繕を行ってくれる。ただし、使いこなすには相応の練度が必要。レリック武器・防具の性能を損なわずに修理できる貴重な道具であり、よろず屋の加工場で利用されている。


◆鉤爪のアイゼン

等級:C

種別:装備アイテム

所有者:トーハ

解説:足に装着し固定して用いる金属製の滑り止め。履いている間は急な斜面や岩場の登攀能力が上がり、短時間であれば壁に張り付くことも可能。かなり歩きにくそうな見た目だが不思議と疲れない。

 ニードルのコピー能力使用時に発生するエネルギーを感知し、体の変形にあわせて自動で形状を変化させる機能が確認されている。


◆なぞのシンボル

等級:アンダー

種別:その他

所有者:トーハ

解説:トーハの村に代々伝わっていたと言う謎のシンボル。レリックと関わりがあるものだと本人は言うが…

 複製を取らせて頂いたので研究ラボでも詳細を調査中。


◆星輝水晶

等級:C

種別:素材アイテム

解説:大迷宮の天井部などに見られる、眩く輝く光を放つ水晶。一部の冒険者はこれをランタン状に加工し、携帯照明として利用する。大迷宮のいたるところに存在しており、大迷宮内の自然の光源として機能しているが、採取が困難なためあまり出回らない。


◆スリックシールド

等級:B

種別:防具(盾)

所有者:プレーズ

解説:魔力を注入することで紋様が光り、敵の意識を集める効果がある盾。また、特殊な材質により、盾で受けた攻撃をある程度までなら物理・魔法問わず『滑らせ』受け流すことができる。そこそこの重量をもち、振り回して武器にすることもできる。


◆A-NCHOR(アンカー)

等級:B

種別:機械

所有者:ミニュ・スキュール

解説:AI搭載の機械型B級レリック。ゴーグルが付属した筒状の機械で錨が先端についた鎖を射出する。鎖は移動や攻撃に使え、持ち主に危険が迫ると自動で離脱する機能もある。


◆自在鉄(じざい-くろがね)

等級:B

種別:武器(素材?)

所有者:

解説:やや黒ずんだ鋼鉄の塊。触れた者が思った形状に自在に変形する(ただし複雑な形状になればなるほど強度が下がり変形に時間がかかる)。また、質量や体積は変化しないうえ、とても重いので扱いは大変。専ら武器として使い、普段は金棒の形で纏めてある。


◆シュラプネル

等級:B

種別:武器(銃)

所有者:ドラクマ・A・クノーシス

解説:ジェム硬貨を弾丸に変える能力を有した銃型レリック。装弾数6発セミオート。ジェム硬貨(正確にはジェム鉱石)に蓄えられた魔力を鉱石ごと消費してエネルギーに変換、圧縮して弾丸として打ち出す。金食い虫だがその分威力は絶大で、B級レリックの中でも上位に位置する。


◆イクス=ショット

等級:B

種別:武器

所有者:アンシア・イルビス

解説:吹き込んだ空気やエネルギーを圧縮して弾として撃ち出すことができる吹き矢型レリック。吹き込む量や強さで威力を調整でき、空気弾は不可視かつ高速だが低威力、属性弾はそれぞれの属性に対応した効果を着弾点に発生させることができる。アンシアの使う氷の矢は、貫通力が高く、着弾点を凍てつかせ、敵に凍傷を与えたり、凍りつかせて動きを止めたりできる。


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